ちょうど2ヶ月前の7月3日。
千葉県動物愛護センターから、消えそうに震える、1つの命が
たくさんの人の愛と思いを受けて、引き出されました。
どこに目があるの?
トリミングしてくださったスタッフからは「全身に塩酸をかけたような」と
言われるほどの、見ているだけで、こちらまで痛みが伝わりそうなほどの
傷を負った、シーズーの男の子。
病院の先生や看護婦さんですら、息を飲むような状態でした。
固まった毛玉は、少し力をいれると、皮ごとずる剥けてしまい
消毒すら出来ない状態でした。
それでも、痛みに震えながらも、必死でごはんを食べ
多くの皆さんの応援を力に変え、日に日に元気を取り戻したかっくん。
一ヵ月後にはすっかり元気になり、おもちゃで遊ぶおちゃめなかっくんに。
私はかっくんを「奇跡の子」だと日々思って過ごしてきました。
そんなかっくんに、あっという間に幸せさんのお迎えがきました。
頑張って生き抜いたかっくんへの、大きな素敵な贈り物です。
かっくんの幸せさんは、遠く長野から、お見合いに来てくださいました。
お姉様はヘアメイクのお仕事で、長野と東京を行き来しています。
留守を守るお母様は、ほとんどお留守番もなく、先住シーズー君と一緒に
自然いっぱいのおうちで、楽しい毎日を過ごしてくれるそうです。
かっくんに弟が出来るでつよ。
お申し込みをいただいてから私が出したアカラスやかっくんの身体に関するメールと
かっくんの最初の頃の写真と今の写真をプリントアウトして
かかりつけの病院にも、「この子を迎えたい」と相談に行ってくださったそうです。
病院の先生からは
「どんな環境で育った子かわからない子を迎えるんだよ。
迎えた後に、どんな病気が出るかわからないし、何があるかわからないよ。
里子を迎えることはとてもいいことだけど
もう一度よく考えて。それでも迎えたいということなら、力になるから」
そう言っていただけたそうです。
大好きなお散歩だって、土の上も歩けるって、仮母は言うでつよ。
よく考えて。それでも里親さまは、やっぱりかっくんを迎えたいと言ってくださいました。
適切なアドバイスをしてくださる、素敵なかかりつけの先生もいるし
何より、お二人の「かっくんがいいんです。かっくんの里親になりたいんです」という
気持ちに、かっくんの里親になっていただこうと決めました。

かっくん、安心して眠くなったでつ。
今回、独身の里親様からの希望だったので、
「お仕事は何ですか?」とか「お母様はご健在ですか?」とか
「お母様が病気になったとき」とか「収入的には」とか。
もう本当に突っ込んだことまで、確認させていただきました。
申し訳ない気持ちでしたが、かっくんはまだ4~5歳。
あと10年は元気に過ごしてほしいと思っていましたので
犬を飼育していく上で確認させていただきたいことは
とことん聞かせていただきました。
そんな無礼者の私の質問に、いつも真摯に答えてくださった里親Iさま。
毎回、お返事のメールを開くのに「失礼な!もういいです!」と書かれていないか
ドキドキしながらのやりとりでした。
でも、かっくんの幸せを確信できないと、絶対に里子には出せない。
そう思ってのことでした。
お洋服、似合うでつか?本当のお母さんにもらったでつよ。
最初の状態があまりにも衝撃的で、たくさんのご支援をいただいたかっくん。
かっくんもそんな皆さんの思いに答えようと、一生懸命頑張ってくれました。
そして、これ以上ないと思える、素敵な幸せさんに迎えに来てもらえました。
皆さんのお気持ちが、このご縁を結んだと思っています。
本当にありがとうございました。
かっくん、去勢を終わらせてからの旅立ちになりますので
日程は調整中です。
どうぞもう少し、かっくんを見守ってくださいね。

かっくん、よかったね。
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